2010年5月30日日曜日

新緑の季節到来




モンゴル、だいぶだいぶ暖かくなり、
冬の間冬眠していた木々たちが一気に芽吹き、
街に緑がみられるようになってきました!

私の大好きな新緑の季節。
ドライブしたい衝動にかられています。
しかし、協力隊員なので運転は禁止…
帰国後の日本でのドライブが楽しみです。

運転できるかの不安もあるけど。

さて、昨日はその天気の良い中、
ゲル基金の活動と他の隊員の配属先からの要望もあって、
ゲル基金のメンバー・隊員の配属の方たちと
青空バザーを行ってきました。

ゲル基金というのはモンゴルの青年海外協力隊員、
シニア海外ボランティアの有志(?)が行っている活動の一つです。

今回はそのゲル基金の活動の1部。

青空バザーで古着・雑貨などを1点100Tgで購入してもらい、
集まったお金はその地区の家庭病院に寄付、薬の購入にあてられます。

ちょうど部屋の緑たちが大きくなり、
株が増えているものもあったのでもらい手も探していて、出品してみたら…

3種類の植物を寄せ合わせての鉢(?)を10個くらいを持って行ったら、
30分もしないうちに完売!

モンゴルの寒い冬のことを考えると、枯れてしまうのではないか。

見向きもしてもらえないんじゃないか…

などなど、ちょっとためらいもありましたが、

みなさん喜んで購入していただけて、よかたです。

すくすく育ってくれることを祈ってます。

2010年5月28日金曜日

卒業式



今日、国立リハビリテーションセンターに併設されている職業訓練校の卒業式が行われました。

職業訓練校は1年制、9月から開講し、翌年の5月で卒業。

私がモンゴルに赴任し、国立リハビリテーションセンターで活動を開始したのが9月から。

彼・彼女たちの通っていた期間が、まるまる一緒。

無事卒業、うれしいのです。

けど、なんとなーく、ものさびいしい。

しかーし、旅立ちはうれしいことなので、彼・彼女たちの今後を応援したいと思います。

式、開会のあいさつ、

生徒さんたちの歌、モンゴル舞踊、フォークダンス、先生たちの歌、

そのあとに卒業証書の授与が。

そこから先は活動先に戻ったので分からないのですが。

2010年5月24日月曜日

自立生活センター

今日は午後にモンゴルにある自立生活センターに行ってきました。


最近できたばかりで、9月にオープニングセレモニー、イベントを計画中とのこと。

彼・彼女たちの話と活動を紹介したいと思います。


センターの活動は(今後も含めて)
①介助サービス
②ピアカウンセリング
③アドボカシー
④トレーニングが中心で、

制度の利用に関するパンフレット作成、
大学のソーシャルワーカー学科で話したりと活動中。


博物館や公共施設に行って、
ユニバーサルデザインに関する国の制度の利用した改修について、
パンフレットで紹介しながらアプローチ、
当事者の利用に見合っていないと思われる法律の問題提起などなど。







トイレやお風呂、スロープなど自分たちでデザイン、手がけたとのこと。

モンゴルのゲルにはお風呂がないので、センターを利用するかたもいるそうです。





映画、ボーリング、ピクニック(車で地方の草原で休み、食べ、語らう)なども計画中で、
モンゴルの障害者は家で過ごすことが多いので、
障害者の権利を守り、
社会で生活できるユニバーサルな社会になるための活動をしていきたいと語ってくれました。

あまり堅苦しくなく、お茶を飲み、話をし、ご飯を食べたり、人が集まり、人とかかわり、
また、外出の機会を作ったりする場所にもなっているようです。

まだまだ紹介したいことはあるのですが、まとめられないので今日はこの辺で。。。

自分が活動している中での疑問、制度、地方の問題なども意見が聞けて、
参考になりました。

そして、彼・彼女たちの活動にエネルギーをもらった午後でした☆










2010年5月15日土曜日

イベント


今日、モンゴルで障害者の権利についてのキャンペーンがありました。
モンゴルの関連団体や学校の方、一般の方などが参加し、
スフバートル広場から平和通り、革命広場までの行進があり、
終点の革命広場で歌や詩の朗読、踊りなどがあり、
各種工芸品の出店もされていました。
フェルト製品も数々。
1年後(帰国)のお土産にしたくなる、気に入ったものがあったので購入。
今までは跡形の残らない食べ物をお土産にすることが多かったのですが、
せっかくモンゴルに来たので☆
ケーキ、工芸品、案内状などの写真。
こちらは昨日行われた、併設されている職業訓練校の作品展の作品たち。
ちなみにケーキの緑のマークは国立リハビリテーションセンターのロゴマークです。
5月に卒業予定なので、卒業作品展といった感じでしょうか。












2010年5月10日月曜日

イベント


先週金曜日にモンゴルでwheel chair user marothon が行われました。

モンゴルで知り合ったインドのPTさんから、
50-60人が参加予定でボランティアを集めているとのことで急遽、当日に現地集合。

男女に分かれ、郊外の車の通りの少ない道路で500mくらいかな、マラソンがありました。

そのあと、町の中心まで写真のように移動しました。

自分たちが外に出ること、示すことで、モンゴル市民に伝えること、理解を促す主旨もあるとのこと。
道路は穴があいていたり、段差があったり、道を渡っているのに車がクラクション鳴らしてきたり…
もちろん待ってくれる運転手さんもいました。
階段があり、スロープがないところでは通りかかった方が協力してくれました。

参加者の中に日本語を話せる方もいて、その方はダスキントレーニングで10ヶ月間日本で学んだと聞きました。
今はモンゴルの自立生活センターで働いているとのこと。
まだまだ知らないモンゴルの障害児・者事情。

理学療法士なので、医学的リハビリテーションにかかわる機会が多いとは思うけれど、広義のリハビリテーションの視点を常に持っていなければとあらためて思います。

2010年5月3日月曜日

背中を押してくれるもの






久々のブログ更新。


その間に、

「無駄に生きるな、熱く死ね」
という本に出会い、元気づけられ,
すべて、実行できるわけではないけど、元気になれる、いろんな意味で参考になる一冊でした。

先週はモンゴルの北にあるセレンゲ県のエルデネットとスフバートルに行ってきました。

夜出発すれば朝に到着し、一日自由に使えるとういう寝台列車の旅。

寝心地はまあまあですが、相席になった人といろいろ話せ、楽しかったです。


エルデネットは鉱山の町で、そこにある「エルデネット工場療養施設」を見学。

鉱山の関連施設で、病院、療養施設、老人ホームの3部門がありました。


総合病院のように診療科があり、リハ医の医師や他の職員も意欲的な印象。

活気があるっていいですね。


リハは物理療法(電気療法、水治療法、パラフィン、牽引など)と運動療法が行われていました。

運動を行う部屋に1人の専属看護師がおり、太極拳のような体操、腰痛体操・肩こり体操を集団で行い、骨折の患者さんなどは個別でリハを行っているとのこと。


見学した様子や医薬品は患者さんの持ち込みとのことだったので、どちらかというと慢性期の施設といったところでしょうか。


その日のうちにスフバートルへ移動し、同期の学校配属の隊員の活動を見に行ってきました。

クラスの子供たちみんなが笑顔で楽しんでいる体育の授業で、
とてもよかった。
そして自分もパワーをもらった。

学校の近くに家族病院がたまたまあり、訪問。
午前中に訪問したところ、一人の医師が子供、高齢の方を診察し、7-8人が順番待ち。
患者さんと話したりしながら様子をみていたけど、予定もあったので医師とは話せず…

総合病院もあったのでたずね、もう少し事前情報があればよかったと反省しつつですが、患者さんや職員と話す中でリハビリ、理学療法の認知度の低さを実感。

モンゴルの現状を知ることが活動のヒントにもなり、

地方のおいしい空気と広大な景色・自然がリフレッシュになり、

充実した4日間でした。